スマホアプリ 開発ブログ

スマホアプリつながらないSNS ilka などのアプリ開発話や使い方等のブログです

アプリが10万DLまでにやったこと


おかげさまでつながらないSNS ilka は
昨年末になんとかかんとか10万DLに到達しました。

2013年5月にひっそりリリースしたので、足掛け1年半もかかっていて、
決して世の中で言うヒットアプリではないんですが、
おそらくごく一般的なアプリ開発者と同じように
当初は100DLくらいでリリース直後からオワコン感満載だったアプリが
どうやって10万DL達成できたのか今後のためにもメモって見ます。

 

とにかくアップデートしまくる

レビューサイトは期待できない上に、広告費用もない、
さらにシステム上、他人と共有することそのものがNG、
というアプリのため、どうやってアプリの認知度を高めればいいのか
まったく手の打ちようがない状態でした。

 

そこでで、レビューサイトとかにひとしきり(30サイトほど)メールを送ってみた後は
あきらめてひたすら改良することに決めました。
数えてみた所、ilkaの初回リリースから2ヶ月半で10回アップデートしています。

半年で合計17回なので、最初に必死にアップデートしていたのがよくわかります。

 

更新頻度がランキング等に影響するのかは正直わかりません。
というか、appannieとかを見ていると更新日前後は変化がほとんどありません。
ただレビューで求められた機能や改善点等がアプリのポリシーに反していなければ、
片っぱしから実装していったためか、
レビューの数値も当初かなり高い4.8とかを維持していました。
その部分が徐々に徐々に上がっていくランキングに

多少なりとも影響していた可能性はあると思います。

※一応ソーシャルネットワークのランキングで40位くらいまではいきました。

 

 

レビューをよく読む

レビューって結構えげつない言葉があるので
アプリ作っているとだんだん見なくなる気持ち、わかります。
ってかそこまで怒らせてなんかスマン・・・ みたいな気持ちや
そこまでいうならもうアンインストールしてくれよ・・・
みたいな気持ちもありますが、そこはそれ、ぐっと堪えて
えげつない言葉を全て利用すると考えましょう!

 

レビューは修正点や改善すべき点を教えてくれるいいツールです。
表示のバグやこういうのあったらいいなっていう追加要望等、
ユーザの視点で教えてくれるので、それを参考に素早く実装していくと、
「対応してくれました!」
みたいなレビューが返ってきてこちらのモチベーションにもつながります。

 

一番びっくりした例は、毎時00分と30分だけ投稿が遅延する
っていうレビューがあったことです。
実際にそのタイミングでDB更新のcronが走っていたのですが、
規模が大きくなるに従ってクエリが遅くなっていたようで、
まさかサーバ側の修正点まで教えてもらえるとは思ってもみませんでした。

 

 

最後はやっぱり愛

これに限ると思いますが、業務で作るアプリと違うのは、
個人開発は完全に1人で全部好きなように作っていい事です。
いうなれば1人で子供を産むようなものなので、
愛着がわかないわけがありません。

 

時には客観的にアプリを見て改善していくことは求められますが、
基本的に愛着を持ってアプリを自分のスマホで触って
より良くするためにはどうしたらいいかを
常日頃から考える事が重要なんだと思います。

 

企業が作るアプリは収益が見込めなくなったら終わりですが、
むしろ個人開発のアプリは収益が見込めない所からがスタートなので、
そういう時期を楽しめるくらいアプリに愛着を持ちましょう!

 


最後に

もうこのアプリだめだなーと思った時期もありました。
アプリをリニューアルした際デザインをがっつり変更した所、
既存ユーザからの批判が爆発して、一気に星1レビューで埋まったり
という絶望的な体験もしました。

 

それでもあきらめずにもう一度だけ!とチャレンジ出来たのは
アプリに対する愛着があったからなんだと思います。

今のバージョンはユーザに罵倒されることもなくなり、
その結果罵倒だらけで読むのがメンタル的にきつかったレビューが

また読めるようになりました。


レビューが読めるようになると、

そこからまた修正点とか改善点が拾えるようになります。
現在はそれをアップデートですぐに反映していき、

フィードバックをもらうという良のサイクルに移行しつつあり、

それがまたアプリのランキングを押し上げてくれるのではないかと期待しています。